生きてるだけで丸儲け

スタートアップでの働き方、事業づくりについてを整理します

事業アイデアの価値

スタートアップでは、アイデアに価値はなく、実行に価値があるとよく言われます。にもかかわらず、結構多くの人がアイデアを重要視しているようにも感じます。僕はアイデアと実行で比較した時に、実行の価値が相対的に高くなったと思います。また、それは年々高まっているとも思います。

実行コストが大幅に下がった

ネットサービスに限れば、実行を重視するべき1番の理由は、実行のコストが下がったことだと思います。リーンスタートアップではMVPとか言われますが、最小限のサービスを作って、顧客に提案してみることがやりやすくなりました。

実行のコストが下がったのは、ネットが普及したことで、インフラが安くなったり、開発が簡単になったり、認知させることも楽になったりしたことが背景にあります。

10年前であれば、インフラも高かったですし、開発できる人自体が少なく、委託しようものなら高かろう悪かろうの業者が多かったのを記憶してます。こっちも経験が少ないため、騙されやすかったです。また、今のようにソーシャルメディアなどもほとんど普及してなかったので、認知してもらうための選択肢が少なかったです。

今は、安くて高品質なインフラが普及し、MVPぐらいなら、専門のエンジニアでなくても頑張れば作れるようになりました。勉強するための環境も整っています。認知についても、GoogleFacebookTwitterなどのプラットフォームが、多くのユーザーに普及し、うまくハックすれば多くの費用を投下しなくても、アピールの場として使えるようにもなりました。

ということで、迷っている時間があれば、作ってしまってフィードバックを得たほうが速いという時代になりました。

ヒトの確保が1番難しい

実行する上で必要なものは、ヒト・モノ・カネですが、この中で、不足しがちなのは、ヒトです。

モノは、上述したように大して費用をかけずに使えますし、カネも、日本では一時期ほどではないかもしれませんが、未だ余っています。投資先はないか、売ってくれる事業はないかという話はよく聞きます。

でも、ヒトは、思い立った時に、すぐに調達できないことが多いです。一緒にやりたいような優秀な人は、だいたい忙しいですし、当の自分も、仕事をしている人なら、すぐにやめられないことが多いです。ヒト・モノ・カネでは、ヒトの流動性が圧倒的に不足しがちです。

思い立った時にすぐに動ける状態を作っておく

こないだ知人と飯を食べてた時に、日頃から、いつでも手を借りられる状態を意識的に作っておくのが大事だと言ってました。彼は、普段から優秀だと思う人達に、仕事を回してあげたりして貸しを作って、いつでも頼れる状態を維持していると言ってました。戦略的な人間関係だなと思いました。

自分はあまりそういうことをやってこなかったので、確かになんかやろうとした時に、基本は自分でやらざるを得なくて、常に時間との戦いになってます。自分でやるのが好きなのもあるのですが。彼のように、すぐに助け合えるような仲間を作っておくのは、大事かもしれませんね。

 

ということで、今後は、波長の合いそうな人には、積極的に貸しを作っていくのでよろしくお願いします。